監督:ロブ・ライナー
出演:ジャック・ニコルソン
モーガン・フリーマン
久々に「観た感」を感じることができた映画でした。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの共演というのもかなりそそられるものがあり、試写会へ応募しました。(珍しく当たったんです=笑=)
エドワード(ジャック・ニコルソン)は一代で事業を成功させ地位も名誉もすべてを手に入れた、高慢ちきな−成功者。
ある日、裁判所で審議中に咳き込んだ@は、口に当てたハンカチに吐血してしまいます。
−検査のため入院した病院(自分が経営している病院)で一人の男性と同室になりました。
穏やかそうな表情で本を読む姿・・・。
カーター(モーガン・フリーマン)は40年間、自分の夢を捨て家族のためだけに自動車整備工として生きてきました。
平凡だけど、家族に囲まれて幸せな毎日を送っていたカーターでしたが、ある日工場にかかってきた1本の電話によってどん底に突き落とされてしまいます。
−以前病院で受けた検査の結果でした。
子供のようにわがままなエドワードを尻目に読書に没頭するカーター。
−よく見ると、随分と裕福な生活をしているよう見えるがお見舞いに来るのは秘書だけ。
−一方のカーターには、妻や息子がお見舞いに来て励ましてくれる…。
−やがて二人はそれぞれ、自分に残された時間が少ないことを知らされます。
歴史を学びたくて大学へ入ったカーターでしたが、当時の恋人だった妻が妊娠したことから退学を余儀なくされ、すぐに結婚し−家族を養うために自動車整備工として働くことに。
40年間、やりたかったことを書き出し始めたカーターに、やがてエドワードも加わります。
やりたいことはたくさんあるのに、元手となる金銭的な余裕がないカーター。
お金は使い切れないほど持ちながらも、使い道を見出せないエドワード。
エドワードは、やりたいことを書き出したリスト−bucket listの実現に向け自分の財力を提供することに。
リストの項目を一つずつ実現させて行く二人の表情は、実に生き生きと輝いていて、見ている側も微笑まずにはいられません。
旅を続けていくうち、カーターはエドワードが娘と絶縁状態であることを知ります。
娘婿が暴力を振るう男で別れるように言ったのですが、娘は「自分が悪いんだから」と言って夫のもとを離れようとはしなかった。
やがて、娘も夫のことで相談に来なくなったんだが、それは暴力が収まったわけではなくて、「隠して」いただけだった…。
そのことを知ったエドワードは「その道」の男に頼み、娘婿に「圧力」をかけたのでした。
そのことがあってから娘との溝は一層深まり、もうずっと会ってないというのです。