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ぱちゃぽの film review

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ディパーテッド−THE DEPARTED−
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ

オリジナル「インファナル・アフェア」シリーズを全く知らずしてこの映画を観たのなら、おもしろかった−と言えたのかもしれない…。



それにしても、なんてカッタルイ映画になってしまったんだろう…。アタシはただただそれが悲しいです。

逃れることの出来ない運命を背負った二人の男が、その運命に翻弄されながらも己の世界で生き抜く様を見せ付ける映画なのに…。
そもそもハリウッドの世界に「義理」とか「人情」とかって描けるわけがないと思うのよ。
それに、このキャスティング。おかしい。
警察内部に潜入したマフィア(アンディ・ラウ)をマット・デイモン。
マフィアに潜入した捜査官(トニー・レオン)をレオナルド・ディカプリオ。
絶対合わない、っていうかダメ。大体、若すぎるもん、ふたりとも。
それにちょっと太りすぎ。
精神を研ぎ澄まし、常に途切れることのない緊張感を持って生きていかなければならないのに、マットやレオみたく「プクプク」「ブヨブヨ」してたら、緊迫感なんて出やしない。
なにより−
トニー・レオンのあの背中からにじみ出るせつなさ・憂い、心の底から笑うことを忘れたかのような笑顔。
これは絶対にどんな名優といわれるハリウッドの役者にもできないこと。

某映画雑誌のインタビューでアンディ・ラウが言ってたんだけど、
「この映画(ディパーテッド)はアメリカのもの。インファナル〜とは全く別の映画」
全く持ってその通り。リメイク版なんて金輪際言って欲しくない!

トニー・レオンが唯一心のよりどころとしていた精神科医もな〜んか違ってたんだよな〜。カッタルイっていうか、存在感が薄かった。

この「ディパテッド」を観たことによって、「インファナル・アフェア」という映画の素晴らしさを改めて知ることが出来た…というのが正直な感想です。

インファナル・アフェアをご覧になって、これから「ディパーテッド」を観ようと思ってらっしゃる方、オススメはしませんが、どれほどの出来になっているのかを知る意味では観てみるのもいいかも。

それにしてもアレック・ボールドウィン、太ったなぁ〜。(ホントにすごいよ)
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愛の流刑地
監督:鶴橋康夫
出演:豊川悦司、寺島しのぶ、長谷川京子、仲村トオル、佐藤浩市、富司純子、津川雅彦

驚きました。思っていた以上に心に残る映画でした。
公開前から、いろんな意味で取り上げられていたこの映画。
どーせ、不倫をきれいに飾り立ててお涙頂戴風に仕上げただけの映画に決まってる…。
そんな風にしか思ってませんでした。なんで正直それほど強く「観たい!」と思ったわけじゃなかったんです。話題になってるし、ちょっと観てみるか…そんな感じでした。

映画は村尾が冬香を殺めるシーンから始まります。

仕事で忙しい夫。
まだまだ手のかかる子供たち。
代わり映えのしない日々があの日−初秋の京都での出会いの日−から大きく変わってしまった…。
32歳の冬香(寺島しのぶ)は隣に住む女編集者・魚住(浅田美代子)に、村尾菊治(豊川悦司)を紹介されます。
今は売れない作家の村尾ですが、以前はベストセラーを生んだ作家。その村尾の大ファンだという冬香。

雪国生まれの冬香に村尾は惹かれます。
「好意」が後戻りすることのできない情愛へと変わるのにそれほど時間は掛かりませんでした。
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