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ぱちゃぽの film review

気ままに書いてます(*^^*)
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シャッターアイランド SHUTTER ISLAND

 監督:マーティン・スコセッシ
 出演:レオナルド・ディカプリオ
     マーク・ラファロ
     ベン・キンズレー

 ※これから映画を観る予定の方はご注意ください!

「最後の結末は映画をまだ見ていない人には話さないでください」

 

こんなくだりが映画本編が始まる前にスクリーンに出ました。

−これって。

もうどれくらい前だろう…ブルース・ウィリス主演の「シックスセンス」でもこんなふうにスクリーンに出てから本編が始まったように記憶しています。

 

劇場予告版を見たときにものすごく好奇心をくすぐられて、絶対に見ようって決めていた映画。幸運にも試写会に当たって一足早く見ることができました。

ただ、応募する時にきちんと確認しておかなかったのか『超日本語吹替版』の上映だった…。俳優のままの声での映画鑑賞をこよなく愛するぱちゃぽとしてはちょっとしくじった感を持っての映画鑑賞となりました

 

映画は、1954年、ディカプリオ演じる連邦保安官テディ・ダニエルズが新しい相棒チャック(マーク・ラファロ)とともにフェリーである島へ向かうシーンから始まります。

船酔いをしているテディが向かっているのは、精神を病んだ囚人が幽閉されている島。

その島にあるアッシュクリフ病院からあるひとりの女性が忽然と姿を消したという連絡を受け、捜査のためにやってきたふたり。

失踪した女性は、わが子3人を殺め、自らも精神を病んでいるという。

 

テディがこの島にやってきた本当の目的は別のところに。

2年前最愛の妻を火事で失ってしまったテディは、放火犯―アンドリュー・レディスの行方を追ううちにその犯人がこの「島」にいることを突き止めます。

そんなテディのもとにやってきた今回の捜査依頼。テディは自ら志願してここまでやってきた…。

 

すべてがおかしい。

病院関係者や患者に話を聞けば聞くほど違和感を感じるテディ。

 

そしてテディは失踪した女性の部屋から1枚のメモを見つけます。

 

LOW OF 4(4の法則)

WHO IS 67? (67は誰?)

 

第二次世界大戦時、戦場で目にした残虐なシーンがフラッシュバックのように襲ってきてテディの思考を狂わします。

 

捜査中に出会ったひとりの女性。

彼女から聞かされた「真実」はテディの運命を激しく揺さぶり始めることとなります。

 

途中から「もしかして?」―「シックスセンス」を彷彿させるラストの展開。

うすうす感じていただけに、この映画の売りである「驚き」も「衝撃の事実」も特別感じることはなかった…。

面白くなかったことはないんだけど、あまりにもいろいろと気を持たせられていただけに、肩透かしをくらった感が否めなくて。
アタシはアタシなりにこの映画が描いた「真実」を見たつもりなんだけど、きっとその「真実」って見た人によっていろんな解釈があると思うから、どれが正しいのかっていうのはわかんないじゃないんだろうか…。


「衝撃の結末」とか「ラストに真実が隠されている」とかこんなふうに宣伝文句を掲げている映画で、本当に「うぉ〜!!!!!」っていうラストに出会えたことはない(苦笑) 


| - | サスペンス | 23:46 | - | - |
ゴールデンスランバー
 監督:中村義洋
 出演:堺雅人、竹内結子
    吉岡秀隆、劇団ひとり、貫地谷しほり




主演の堺雅人さん−最近ちょっと気になる俳優だってことと、原作が伊坂幸太郎ということで見てみたい度が

温和で人のいい性格が災いして、首相暗殺の犯人に仕立てられた青柳(堺雅人)。

久しぶりに大学時代の友人・森田(吉岡秀隆)に「釣りに行こう」と誘われた青柳はしっかりと釣りの準備をして森田と待ち合わせ。
ところがスーツ姿の森田は全く釣りに行く気配を見せず、ファーストフード店へと入って行きます。

この日仙台は、首相の凱旋パレードが行われることになっていて、大通りは厳戒体制。
多くの人で賑わう大通りから1本路地へ入ったところに止められていた車。

森田の車に乗り込んだ2人。
−さっき買ったばかりのジュースをこぼしてしまった森田は準備していた水の入ったペットボトルを青柳に渡します−何の疑いも持たず飲む青柳。

森田の様子もちょっと怪しい…。

つい眠ってしまった青柳−その水に薬を入れてたんだ…冗談とも本気ともいえない森田の言葉。

青柳は森田からある告白をされます。
それは−

就職してすぐに結婚。そして子供もできた。
ところが妻が借金を作ってしまい、多重債権者となってしまった。
そこにある仕事の依頼がきた−今日、この時間に青柳−お前をここに連れて来る仕事だ。

ペットボトルを渡されて、何も疑わずにすぐに飲むな。
釣りに誘われて真に受けてやってくるな。

お前をここに連れてきたら、借金は帳消しになる。

森田は話をなかなか信じようとしない青柳に苛立ちを爆発させます。

「お前、オズワルドにされようとしてるんだぞ!」
さらに森田の話は続きます。

「この車には爆弾が仕掛けられてる。さっきお前が眠っている間に車の下を見てみたら素人が見ても分かるような爆弾があった。」

その時、大通りから耳をつく大きな爆発音が聞こえてきました−ことの重大さに気づいた青柳。

「逃げるんだ。ぶざまな姿をさらしてでも逃げて生きるんだぞっ!」
−これが森田の最期の言葉。

大通りから車の方へゆっくりとやってくる2人の警察官。

「逃げるんだ」−青柳が走り出したその時、森田の乗った車は爆発炎上−。

ここから青柳の決死のサバイバルと真犯人探しが始まります。

堺雅人がこんなに走り回ってる姿、見たことなかったかも(笑)
ちょっと冷たい雰囲気を持ったキャラクターや、穏やかな人を演じているところを多く見てきたので
この映画で毅然と目の前のピンチに立ち向かっていく姿は意外だったし、新鮮だった。
堺雅人演じる青柳の元カノ・樋口を演じた竹内結子もよかった−スクリーンの竹内結子は初めて見たかも。
あ、そうそう。その竹内結子の娘役を演じた子役、かなりおもしろかったよ!
出張の多い夫(大森南朗)−父親がいつ帰ってくるのかと母親に聞くと「ピーマンを食べられるようになったらね」という返事。すかさず娘は「帰ってこなくていいよ」と返します。
そんな娘にひとこと−「あんたはクールね〜」

このやりとりがツボにはまりました。

音楽もかっこよかったし、2時間以上の上映時間も長さを感じることなく見ることができたかな。
時折組み込まれているユーモアが、映画の後味をよくしてくれたように思います。
| - | サスペンス | 23:22 | - | - |
アマルフィ 女神の報酬

監督:西谷 弘

出演:織田裕二、天海祐希、戸田恵梨香、
        大塚寧々、伊藤淳史、福山雅治、佐藤浩市





映像的にもストーリー的にも、とても見ごたえのある映画でした。

加えて、個人的に大好きなイタリアが舞台ということもこの映画を見たい気持ちに拍車を掛けてくれました。

 

映画は、織田裕二演じる外交官・黒田と天海祐希演じる矢上紗江子がこわばった表情でホテルに戻ってくるシーンから始まります。

 

クリスマス間近のローマ。

シングルマザーの紗江子は一人娘のまどか(大森絢音)とともに空港に降り立ちました。

まどかは網膜の病を抱えており、帰国後手術を受けることになっていました。

そのまどかの目に自分と夫が一緒に旅行した唯一の場所−イタリアを焼き付けてあげたいという思いを胸にイタリアへとやってきました。

 

同じころ、一人の外交官がローマへとやってきます。

イタリアでのテロ予告の情報を入手、外務省の上司である片岡(中井貴一:声のみの出演)からの命令でやってきたのは黒田康作。

その頃、黒田の赴任先である日本大使館では菊原大使(小野寺昭)を筆頭に、参事官・西野(佐野史郎)、外交官である羽場(大塚寧々)、谷本(伊藤淳史)、赴任間もない研修生・安達(戸田恵梨香)らは、数日後に迫ったG8外務大臣会合の準備に追われていました。

その慌しさの中、新米外交官の安達は黒田の出迎えを忘れる始末。

 

日本からやってくる外務大臣・川越(平田満)を迎え入れる警備体制やイタリア滞在の準備に追われている大使館に邦人誘拐の連絡が入ってくるのですが、G8準備で手一杯の外交官たち。西野参事官はその誘拐の事件の担当に安達を指名。黒田とともに対応するよう命じます。

 

誘拐事件が起きた美術館に赴いた安達と黒田。−そこにいたのは娘がいなくなって取り乱している母親・紗江子。紗江子の話によれば−まどかはトイレに行くと言って母親の側を離れた…。

美術館の防犯ビデオを見てみると、確かに女子トイレに入っていくまどかの姿が映ってはいたのですが、出てくる姿が何度見てもカメラには映っていなかった…。

やがて紗江子の携帯に犯人から電話が掛かってくるも、イタリア語ができないために黒田が電話に出てしまいます。

犯人から身元を聞かれた黒田はつい「父親だ」と言ってしまい、以後この誘拐事件の交渉に関わってしまうこととなります。

イタリアでは、誘拐というとマフィアが絡んでいることがほんとんどであることから、犯人と直接交渉をすることが禁じられている上、身代金を犯人に渡すということはマフィアに資金を提供することとなり、法律違反になるという。−淡々とそう話す黒田の態度に苛立ちを爆発させた紗江子。

 

紗江子の「夫」となった黒田は犯人からの指示通りに従うことに。

テルミニ駅、サンタンジェロ城、スペイン広場−どこも観光客であふれかえっている場所を指定してくる犯人。意図が読めないまま犯人の指示通りに行動を繰り返すのですが、ついには警察のミスにより警察が事件に入ってきていることがバレてしまいます。

 

娘の行方も分からず、そして何より警察が犯したミスに怒りを隠せない紗江子は黒田を責め立てます。

そんな憔悴しきった状態の紗江子から連絡を受け、紗江子の元を尋ねてきたのはロンドンにいる商社マン・藤井(佐藤浩市)でした。藤井によると、数年前に体調を崩し日本の病院に入院した際の看護婦が紗江子だったという。−藤井は密かに紗江子に想いを寄せていました。

今回のイタリア旅行は紗江子に頼まれ藤井がすべて手配したものでした。

 

外交官に捜査権限がないことを知りつつも、事件に深入りをし始めた黒田。

 

無駄遣いは外交官の特権−黒田はそう言って紗江子に身代金の入ったバックを渡します。

 

なかなか姿を現さない犯人。

 

そして紗江子の携帯に掛かってきた電話がナポリから少し南へ下った港町・アマルフィからのものであったことから、事件の舞台がアマルフィへと移されます。

<※このあたりからネタばれとなります>

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| - | サスペンス | 23:53 | - | - |
インサイド・マン -INSIDE MAN-
監督:スパイク・リー
出演:デンゼル・ワシントン、クライブ・オーウェン、ジョディ・フォスター

観終わった後、どーもすっきりとしない映画[:がく〜:]
途中まではきちんとストーリーを理解してたんだけど、尻切れトンボのような終わり方に納得いかんなぁ〜ノーノー

銀行強盗の犯人が人質50人に自分たちと同じ格好をさせ、警察を振り回す様は滑稽。
「ケネディ空港にジャンボ機を準備しろ!」−ありがちな犯人からの要求。

その50人が一斉に銀行から飛び出してきたから、警察はもう大変。
誰が犯人で、誰が人質なのかさっぱりわからない。

この辺まではおもしろく映画を観る事が出来ていたんだけど…たらーっ

動機はおや?
そして―この物語の結末はおや?

ホント、途中までは「一体どうなるんだろう」って食い入るように観てたんだけど…。

ビデオが出たら、もう一度観てみよう。
| - | サスペンス | 21:36 | - | - |
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